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『ティアラかまくら』が来年、令和3年(2021)の5月末に閉院することについて。

令和2年(2020)9月26日

 「前川さん、『ティアラかまくら』は本当に閉院してしまう?」という問い合わせを多く頂いております。
『ティアラかまくら』が来年の5月末で閉院という情報は、議会でも報告があり、タウンニュースでも取り上げられました。
そこで『ティアラかまくら』当時のことから今日に至るまで私なりに振り返り、思いを綴ってみようと思います。
今から11年前の平成21年(2009)に開設された『ティアラかまくら』は、日本でも初めての鎌倉市と医師会で設立するという産科診療所でありました。
鎌倉市内に産科診療所が減少傾向にあるということを知ったのは、開設より数年前の市議会での2名の議員による一般質問でした。私は市議会議員にさせて頂いて間もなくのことでした。
その時すでに鎌倉地域で出産できる医院は1院だけになってしまっているということでした。少子化傾向にあることが叫ばれている中で市内で出産できる施設が減少しているということは鎌倉市としても大変な問題でした。
私事で恐縮ですが、その20年前には私自身も市内の産科のある医院で出産しております。当時は少なくとも3院以上はありましたので、約20年の間に産院が激減してしまっていることにを知って、まずは大変驚きました。
 議会での発言があってから、当時の市長(石渡徳一氏が産院の開設に向けて取り組みを開始されました。
これは市役所揚げての大きな政策の一つでした。鎌倉市と医師会がタグを組み産院開設のために委員会も設立され、話し合いが夜昼問わず幾度も開催されていました。そして病院開設には神奈川県との協議が不可欠なことから、県との交渉もかなりの回数行われたと思います。他に産院の場所の決定等、大変な努力の末設立したものでありました。
 開設にあたり、出産後産院に滞在する期間は短いですが、ゆったりと赤ちゃんと過ごすことができる場所になあるために、居心地の良い個室や美味しい食事の提供等を要望した覚えがあります。
 開設されて、鎌倉地域での唯一の産院として誕生したのが、平成21年(2009)の2月だったのです。
 やがて『ティアラかまくら』で出産した人達の間に『ティアラ会』という会も発足されて、『ティアラかまくら』で出産された方達が集まってイベントを行う様子を大変微笑ましく思って見ていました。
 一方で、分娩数が年間320件を達成することが経営する上で赤字にならないための条件でした。開設以来、このノルマを達成することがなかなか厳しいのも現実でした。毎年決算で報告を聞く度に、正直なところ「分娩数がなんとか上がって欲しい!」と願う気持ちがいつもありました。
 開設から11年が経ち鎌倉市内の産院の状況もまた変わりました。産院が大船に増えたのです。有難いことですが、しかし市内の分娩数は増えることがないままなので、『ティアラかまくら』での分娩数は目標に達することできないために、閉院を考えざる負えなくなりました。
 『ティアラかまくら』が、開設からこれまで鎌倉地域の産院として充分役目を果たされてきたことに心から感謝したいと思います!!!

来年、令和3年(2021)3月31日まで『ティアラ鎌倉』で出産される方が安心して出産することができるように、改めて先日の決算委員会で市の担当部長にもお願いしたところです。



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