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新型コロナウイルスに感染症に対応した避難所の在り方を考える『避難所マニュアル』について

令和2年(2020)6月18日

 梅雨の季節を迎えて、心配は雨による土砂崩れや浸水等の水害です。記憶に新しい昨年の9月の台風15号、10月の台風19号による鎌倉の被害は非常に大きかったことを改めて振り返っています。台風でなくては、最近の雨はゲリラ豪雨と言われる程の雨量の多さと降り方の強さは脅威です。
 災害について考える時、『避難所』の在り方や運営の仕方の質の向上が求められる昨今です。特に突然起こる地震災害が起きた場合は、急なことのために『避難所』を運営することを地域が担うことになり、『避難所マニュアル』の作成が必要です。
 私が住む鎌倉市の東部地区でも、『避難所マニュアル』の作成が始まっています。町内会でマニュアル作成に携わっている立場ですが、今回の新型コロナウイルス感染症の危機が『避難所』に及ぼす影響は大きく、これまであれやこれやと構想を練ってきた『避難所』の概念を大きく変えなくてはならないと捉えています。避難所に指定されている学校の体育館のスペースだけでは、住民全員が避難することはできないのは明らかで、地元小学校の体育館に約1000人避難という数字が市から示されていますが、正直なところ現実的ではないと感じていて悩ましいものでした。しかし、今回のコロナが、これまで抱えていた日本の避難所のこのようなリスクを解決する機会となれば、と前向き考えるようにしたいと思います。
 避難所の三つの密(密集・密接・密閉)を避けることは、三大条件であることはこの先も変わらないのが前提となります。「避難所」の入り口での体調チェックは重要になります。その段階で、避難する場所が、体育館なのか個室での隔離なのかに分けます。そしてマスク着用と共用部分の定期的な消毒が必須となります。さらに規則的な換気も必須です。
 そして、三密を避けるためには、先ほども触れましたが、避難スペースが不足します。そこで『分散避難』という考え方があります。例えば、避難所の利用は、まずは、川や崖の近くの人を優先にするということが考えられます。そしてご近所で安全と思われるお宅があれば、日頃からのコミュニケーションをとり、指定された「避難所」を利用を減らすことも考えられます。ご近所の他にも、町内会館や自治会館、あるいは企業がもつ高い建物、寺社等も考えられます。どの場合でも事前に災害時の「避難」について話し合いを重ね、理解できる形を作ることは必要です。しかし、「分散」を考えることにより、災害についてを一部の人だけで考えるのではなく、やはり私達一人一人が自分事として常に災害のリスクを考えることが重要となり、それが逆に地域の人たちを助ける方法になるのではないか、と考えるようになりました。  こうしたことをこれからの『避難所運営マニュアル』には盛り込んでいきたいと考えています。


※避難所の例の絵は読売新聞によるものです。  
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