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6月議会 教育こどもみらい常任委員会

令和2年(2020)6月15日

 教育こどもみらい常任委員会が開催されました。

 まず、新型コロナウイルスに対策に係る子ども施設の取り組み状況報告についてです。

子どもの家については小学校の臨時休校中は、連日朝から開所するという対応が続けられました。現場の指導員へのケアについて伺うと、休館していた青少年会館の職員やコーディネーター等に応援を依頼し工夫して開所時間の延長を乗り越えてきたことが分かりました。

 コロナ禍にあっても変わらず開所されていた保育園のご苦労も察して余りあるものと承知しております。

 このように子どもの家の開所園長に伴う補正の他に、私立保育所へのマスクや消毒液、ハンドソープ等の購入経費、ひとり親家庭550世帯への児童扶養手当(市独自で行うもの)、国からのひとり親世帯臨時特別給付金等、子どもみらい部所管部分の今議会に提案された一般会計補正予算第2号、第3号について確認いたしました。

 鎌倉市では、平成17年(2005年)7月から鎌倉市における子育支援に関する計画が策定されるようになりました。「鎌倉市次世代育成きらきらプラン」についてです。

次に、今年度、令和2年からは、その期間を令和6年度までを期間とする「第2期鎌倉市子ども・子育てきらきらプラン〜かまくらっ子をみんなで育てよう!〜」が策定されたことの報告を受けました。

この計画の視点には、第1期の計画で掲げた「子どもが健やかに育つまち 子育ての喜びが実感できるまち 子育て支援を通してともに育つまち・鎌倉」を継承しながら、平成31年(2019年)4月1日に施工した「鎌倉市共生社会の実現を目指す条例」、そして令和2年(2020年)3月13日に施行した「子どもがのびのび自分らしく育つまち鎌倉条例」の二つの条例とSDGs未来都市の理念を活かして、(1)子育て家庭支援の充実(2)特別な配慮を必要とする子ども・子育て家庭への支援(3)子どもの権利や安全の確保(4)子どもの社会的成長の促進(5)仕事と生活が調和した社会(ワーク・ライフ・バランス社会)の実現の5つの基本目標と(1)切れ目のない子育て支援の推進(2)子どもの貧困等、特別な配慮が必要な家庭への支援の推進の2つを特に重点的に取組こととしています。 

今回の計画には、制定されたばかりの2つの条例が組み込まれ、計画が一層充実することが期待されます。

この計画は、何をおいても、鎌倉の子ども達が健やかに育ち、暮らすことができるためのものです。計画期間の3年目には見直し時期もあります。この計画が進められる中で見つかる課題に注視し、改善を求めていくつもりです。

この計画の第4章「施策の展開」には項目毎に【寄せられた意見】というアンケートで寄せられた子育て中の皆様からの生の声がまとめられています。中には私にも届いているご意見と同じものもあり、まだ施策に反映されていかないものもあります。これからの6年間で寄せて頂いたご意見の検討がされることを確認致しました。ただし、この策定の新型コロナ感染前のものなので、新しい生活様式を踏まえながらの計画の推進なので、随時計画の推進は、白書で確認していくことになります。

次に、保育園の待機児童対策についての報告についてです。令和2年の4月から新たに開園された保育園の規模はさまざまですが5園となり、定員の数も鎌倉市全 体で昨年に比べて217人も増加していますが、受入率が97.7%と昨年と比べて2.3%の減となり、待機児童が59人というのが現状です。その理由を考えるにあたり、全国的に保育士不足である中で、鎌倉市も保育士の確保が困難であることが実情です。この対策として3年前に鎌倉の保育士に対して「宿舎借り上げ事業」を行いました。今年度はその予算を2倍にして、保育士の確保に力を入れています。一方で、保育園を利用する年齢構成に変化があるように感じており、4〜5歳の利用はかなり少なく、幼稚園に移行する場合もあり、また幼稚園も3歳から利用できる園もあります。また0歳も入園が決まっても園の場所により遠い等が理由で辞退されるケースも多くなってきているようです。こうしたことを鑑みると、0歳から5歳までの年齢構成を変えていく必要があるのではないか、ということを提案しました。またさらに、保育士の皆さんの励みとなるような(例えば、従来の勤続10年表彰をもう少し手厚くする工夫を行う等)ことを提案しました。園内の環境整備として、ITの充実への援助も必要かもしれません。

また保育園は必ずしも園庭が園舎と隣接していないことも多く、その場合、屋外遊技場として少し離れた公園や広場を代替園庭とすることが必要です。浄明寺地域にこの4月から開所した鎌倉浄明寺雲母保育園については、浄明寺5丁目広場が隣接しています。園児の日常の使用と運動会のようなイベント等での使用、そして地域の子ども達をはじめとする地域の人たちの使用が重なる場合があります。子ども達が地域で育つことを誰もが望む中で、お互いに認めあう緩やかな決まり事ができるよう提案しました。

そして次ですが、今年度は、令和6年度までを期間とする「鎌倉市教育大綱」の第2期が策定されました。教育大綱は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第1条の3の規定に基づいて、鎌倉市における教育、学術及び文化の振興に関する総合的な政策についてその目標や政策の根本となる方針を定めたものです。鎌倉市と教育委員会が相互に協力・連携して、教育、学術及び文化の振興を図るというもので、平成27年からを令和元年までを1期として進めてきたものです。この度、改定の時期を迎えて、見直しをかけ、『未来を拓く「生きる力」を育み、子どもも大人もともに学ぶ「共育」を進めます』という基本理念のもとに、【基本目標1】子どもの健やかな成長への支援【基本目標2】学校教育における豊かな学びの推進【基本目標3】安心して生活できる安全な教育環境の整備【基本目標4】青少年の健全な育成と支援】【基本目標5】豊かな重を生かした生涯学習の推進といった5つの目標を実現するために、期間内に重点的に取り組む施策が示されました。その重点策とは◇子どもたちが夢を持って学べる教育の推進◇教育環境のさらなる充実と学校施設の計画的な整備◇子どもの成長に合わせた切れ目のない支援の充実◇地域の特 色を生かした郷土学習の充実の大きく4つです。

コロナ禍にあって教育環境として強く求められたのがICT環境の充実です。オンラインでホームルームを実施することができたのは、『緊急事態宣言』が解除される頃でした。もっと早くに教育委員会で導入に向けて話し合うことができなかったのか、と感じています。オンラインでの授業や学校の様子を知ることができることは、こうした非常時だけでなく、不登校の子ども達の参加を促す機会になると考えています。実際に今回のオンラインホームルームに、不登校の子どもが参加することができたという実績があったということを常任委員会で確認することができました。こうしたニーズを見逃すことなく、ICT環境の充実にもっと力を入れて頂きたいとさらに提案しました。

 学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となった特色ある学校づくりを進めるというコミュニティースクールの運用についても検討がされていくということです。コミュニテイースクールの導入については、以前質問したこともあります。いよいよ進められるということで、大いに期待しています。

 最後に、『鎌倉市にふさわしい博物館基本構想の策定』についての案とその概要が文化財部から示されました。

鎌倉市域全体を博物館としてとらえるエコミュージアムを構築し、鎌倉国宝 館と鎌倉歴史文化交流館を中核施設(コア)として、地域に点在する歴史・文 化・自 然に関する地域資源群を衛星施設(サテライト)と位置付け、現地での 保存管理・展示・公開活用を実施します。 さらに、中核施設(コア)と衛星施設(サテライト)を有機的に結び付ける 発見の小径(ディスカバリートレイル)の設定について市民とともに検討し、 地域住民のガイドや維持管理、一般公開を推進し、行政と市民が一体となる協力関係によってエコミュージアムを運営していくということです。このエコミュージアムについては、推進の方向で、私も一般質問しています。長い時間をかけて進めていくことだと理解していますが、鎌倉市民の皆様にとって、市外から観光で訪れる方達にとって良い形になっていくことを強く期待するものです。



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