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令和2年の夏、鎌倉の海について

令和2年(2020)6月14日

 2020年に入り、新型コロナウイルスが世界中で広く流行してしまい、日本でも多くの感染者が出て、感染が拡大する中で医療現場は崩壊の危機にさらされるまでに至り、感染の拡大を防ぐには人と人の接触を減らすことが重要なので、国は外出自粛の要請と店舗の休業要請するとともに『非常事態宣言』を4月7日に発動しました。

 その頃から、「今年の夏の海はどうなるのだろうか」という声が海の近くに住む方達から届くようになりました。「どうなるのか」というのは、「海水浴場は開設されるのか」ということです。そのうちに5月6日までの非常事態宣言は5月25日まで延長されました。

 そして6月に入り、県内13市町に25箇所ある海水浴場は、新型コロナ感染拡大を食い止めるためにこの夏は全面閉鎖されることになりました。湘南海岸をはじめ県内のビーチには、昨夏約320万人の海水よく客が訪れたということで、ビーチは開放的に見えても密集状態になりかねないということがわかります。当初の海の近くに住む方達の不安の声は、海岸の密、海へ向かう人の密でした。

神奈川県は、感染が再び広がること防ぐために、先月、海水浴場の設置者となる市町や民間団体に通達を出しました。その内容は、海水浴場を開設するにあたり、〇海の家は完全に予約制にすること〇人と人の距離を保つために砂浜に印をつけること等でした。この内容を検討し、実現は不可能という結論に達したために海水浴場の開設を断念する市町が鎌倉市を含め相次ぎ、結果、神奈川県内の海水浴場の全面閉鎖となりました。

この夏の海水浴場は閉鎖となりましたが、海水浴場が開かれなくても湘南の海には多くの人が集まることが考えられ、遊泳する人とマリンスポーツをする人が同じ場所でぶつかる危険、お互いの配慮なしにバーベキューをしたり、花火をしたりの迷惑行為、あるいは遊んだ後のゴミの不始末、不処理等が起きる等が目に見えているというようなビーチや海上の無秩序化に不安を抱いて懸念される声を沢山頂くようになりました。「海が無法地帯になってしまうよ」という不安が募ることは最もなことと感じました。

鎌倉市は、今議会に、昨年、平成31年4月1日に施行した「鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例」の一部を改正することを提案しています。

海水浴場を開設しないことで心配される無秩序化への対応策としての条例改正だと理解しています。

その内容は、

令和2年の夏季における特例とし、令和2年7月1日から同年8月31日までの間においては、すでに定めている条項に加え、下記の「」内に掲げる行為について、市及び事業者は当該行為の防止に努めるものとし、市民及び滞在者等は当該行為を行わないように努めるものとしています。

「材木座六丁目から坂の下に至る区域並びに腰越二丁目及び三丁目の区域に接する別に定める範囲の海岸において行う次に揚げる行為?音響機器等を用いて音楽や音声を発すること(公共性又は公益性の高い行事等を行う場合であって、市長が特に認めるときを除く。)。?飲酒すること。?喫煙すること。?バーベキューを行うことその他裸火を使用すること。」

この他にも海水浴場が開設されない中でも泳ぐ人が来るであろうということを予測して、水遊びでおこる危険から守るために注意勧告をする際の目安としての遊泳区域(コールロープをはって区域を決める)を定めることや監視員、警備員の配置について、そして海に来る方が出すゴミの処理等の問題に対して一つ一つ対策していくことが必要です。

海岸での安全と安心を守るために何かできることはないか・・・という市民の方達の有志の声が生まれています。そうした皆様のお気持ちが纏まっていくことを期待し、感謝しています。大変ありがたいことです。
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