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第8回 鎌倉坂の下海岸 三世代交流事業 実施することができました。

令和元年(2019)10月26日

 「三世代交流事業」を始めるようになって8回目を迎えます。一回目を始めた時は、世代間の繋がりが薄れていると感じている社会を憂いていのことでした。 一つ屋根の下に多世代が住むことが少なくなった時代に、お互いの世代を理解できなくなっている・・・とPTAや青少年指導員、あるいは自治会の活動を通じて強く感じるようになっていたからです。
 そこで、みらいふる鎌倉(老人クラブ連合会)の皆さんに声をかけさせて頂き、幼稚園や保育園等の子ども達とその親御さん達と触れ合う時間を作りませんか、と。
さらに、鎌倉漁業協同組合の皆さんと親しくさせて頂いている中で、海でこうした触れ合いの会ができるかどうか、相談したところ、快諾をして頂き、始まりました。

8回に至るまでには、また、世代間交流事業として、市に認められるようになりました。高齢者担当の課と子どもの担当の課が横連携で繋がるようになったのです。
そして実行委員会形式にもしました。鎌倉漁業協同組合とみらいふる鎌倉の共催ということになってのです。実行委員長は、鎌倉漁業組合の副組合長が、そして副実行委員長にみらいふる鎌倉の役員さんが担う委員会です。また、数年前から地曳網の網元が鎌倉で復活して、地曳網も事業の中に組み込むことができるようになりました。

実行委員会は、毎回半年以上かけて、当日に向けて念入りな打ち合わせ会を何度も開いきます。

今年は、台風15号と19号の台風が鎌倉に大きな影響を及ぼしました。いずれの台風も坂の下海岸にはそれ程大きな被害を齎すことはありませんでしたが、15号が去った後に網元が一度地曳網を行ったところ、台風の影響で海底に生の大木が数本沈んでいて、その大木で網を一つ壊してしまった、というのです。そこで、話し合った末に、地曳網は沖合450メートル程先に網を下ろすのが通常ですが、200メートル程にし、いつもは動力、ウインチで引き上げるところを、すべて参加した人の手で引く、ぼろ網という方法で行うことにしました。

しかし、台風19号は、海岸の砂をえぐってしまい、段差ができてしまい船を容易に出すことができなくなってしまい、県の海岸整備が26日までに間に合うかどうか、が地曳網が実施できるか、否かにかかりました。さらに、天候不順の予報で、地曳網だけでなく、事業そのものの開催ができるかどうか不安定でした。

この事業の目玉は、つみれ汁や焼き芋、ポップコーンといった食べ物の用意や、当日とれた魚の勉強会とまた色々な協力によりゲーム等も準備されています。鎌倉漁業協同組合に用意して頂くつみれの材料もすでにミンチにして冷凍保存になっています。その他の食材も買いだしが済んでいます。前日の金曜日は大雨の予報、26日は雨が上がる予報を信じて実施を決断したのが、4日前です。

今日は、無事晴れて、県もえぐれた砂を整備してくれました。しかし、ホッとしたのも束の間でした。準備に朝8時前に海岸に集合すると、海には沢山のサ―フイン姿が見られ、不安は的中でした。波がかなりあるのです。
この波のウネリがなくならないと網元の船は出せない、と言われました。そりゃそうだ、と納得する波が幾重にも立っていました。 地曳網無しのイメージを急いで頭の中で考えてました。誰も「無し」ということは口にしていませんでしたが、もしかしたら・・・は考えなくてはいけない状況でした。開会式は9時半です。他の準備を進めながら網元の判断を待ちました。
少し波が穏やかになってきたところで、鎌倉漁協の組合長と副組合長のお二人が、「船は出せる!出そう!」と背中を押して下さったのです。10時に船は沖へ向かい、40分程経ったところで、網を引きました。


子どもも大人も皆で、西と東と網の両側のロープを力が偏らないようにひきます。この引き方は、毎回網元から偏らないようにと強く注意を受けてきましたが、これまでなかなか上手いきませんでした。今回は、動力に頼ることなく、皆の手で引くのです。私も覚悟を決めて、今回はメガホンを持って網を引く子ども達やお父さん、お母さん達に均等に引くことができるように、声を張り上げました。網元をはじめ、地曳網を手伝われる方達の指示を聞き逃さないように必死で耳で目で追いかけながら。

一生健命網を引くうちに、網の先が見えてきて、やがて小さな魚が海面をぴょんぴょん飛び跳ねる姿が見えてきました。海岸にたどり着くのはもう少しです。

やがて、網が完全に引き上げられ、危険な魚が入っていないか、を漁師さんに確認してもらってから、大きなものは、クロダイから、小さなアジやカマス、イワシ等が入り、その魚達は、組合員の方達が先生になって、早速、子ども達の魚の勉強会の材料になりました。子ども達は、いつも積極的にこの勉強会に参加してくれます。やりがいがあります。

若宮会の皆さんが作って下さるつみれ汁や子ども担当課の方達が汗だくになって焼いて下さる焼き芋、そしてポップコーンをたっぷり食べて、子ども達は思う存分泥んこになって満足!!と今年もいったところでしょうか。子どもも大人もです。

帰りがけに「楽しかったです!ありがとうございました。今日は、ぐっすり寝てくれると思います!」と日頃子育てに頑張っているお母さん達の喜びの声をもらいました。

いえいえ、こちらこそ、楽しかったです。その楽しそうな姿が何よりです。

「また、来年も来てね!」「はーい」そんなやりとりを交わしながら、解散しました。

今年も、みらいふる鎌倉の皆さん、鎌倉漁協協同組合の皆さん、網元さん、その他沢山の力が結集することができました。
無事開催でき、無事終了しましたことに心から感謝おります。

結果として、今回のぼろ網という方法、皆の力で網を引いたという実感が得られて、とても良かったのではないか、と感じています・・・・。









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