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第二小学校のヒマラヤスギが台風19号でたおれてしまいました。

令和元年(2019)10月13日

 12日の夕方6時頃から鎌倉では、台風19号の影響と思われる雨と風の強さが激しくなってきて、テレビの気象情報で数日前から警戒を呼び掛けられており、できるだけ備えたつもりでも、恐くてドキドキしていたのが正直なところでした。

 朝、8時半に町内会館に3役と防災担当が集まる予定になっていましたので、その前に気になるお宅に電話をしたり、同じく気になる地域の出向き確認しました。二階堂では、あるお宅のベランダに向かい側の崖から倒木がおこり、辛うじて電線を切らないで済み、停電にならないまでも、木の重みが家にかかるので、できるだけ早い倒木の撤去が求められる状態でした。

 町内会館に集合した際には、屋根の破損や川にサイクルハウスが落下等の報告がされ、また青年部の方達もそれぞれ自宅の近隣の様子を確認している最中ということで、今回は、第二小学校の体育館がこの地域の避難所として12日の朝から開設されており、またこの地域は停電もなかったので、会館を開放する必要はないと判断しました。

 今日予定していた第二小学小学校の市民体育大会は、9日の段階では14日に延期でしたが、11日になって中止となりました。

 その市民体育大会の会場となる第二小学校のグラウンドにはヒマラヤスギが幾本か植えられており、大変大きく成長しています。そのうちの一本は完全に倒れ、もう一本は体育倉庫の一部を壊し寄りかかるよに倒れました。すっかり倒れてしまったヒマラヤスギは、体育大会の際に縄を結わいつけて、東から西に渡し、その真ん中に大きな鈴を下げて、大会開会の合図として鈴割を行ってきました。長年活躍してくれた慣れ親しんだ木でもありました。

 私が第二小学校のグラウンドを訪ねた時は、校長先生と教頭先生で木の周りに立ち入らないように黄色のテープを回す作業をしておられるところでした。

さらに校舎ギリギリに校舎の高さを越えるヒマラヤスギがもう一本あります。その木の根元は、雨で緩んだ地面を風が揺らした跡がひび割れとなって表れていました。木の高さを半径にして、テープがぐるりと回されました。グラウンドの3分の2が立ち入れない範囲となっています。

 ヒマラヤスギは、幹や枝張りの割には根が小さいので、これほど幹や枝が大きく成長してしまうと台風のような強風には耐えきれず、非常に弱いと思います。

 それにしても、毎年体育大会に活躍してくれていたヒマラヤスギを失ってしまい悲しいことです。

 先日の台風15号と合わせて、日頃木々と共に生活する、その生活の仕方が鎌倉の大きな大きな課題となっていることは事実です。





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