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台風15号を経験して

台風15号を経験して

 

災害と向きあった一週間、まだ確かな対策までにはまとめられませんが、減災のポイントになるだろうことを考えています。

 

 

1. 市民からの通報に対する市役所の対応

今回関係部局以外の応援も受け、全庁での対応に努力されたと思います。住民から感謝の声もあります。しかし一方で、対応が遅い、現地に見に来ない等の意見が寄せられました。

これは市が災害の全貌をつかめていない、住民の質問に即座に答えられないことが大きな原因です。

災害通報に対して、電話応答と同時にデータ化し、常にいつ、どこで、何が起きているか、というデータを見ながら応答が出来るようになれば、かなり安心できるのではないでしょうか。そのためのアプリをただちにつくるべきです。

 

2. 緑管理は現在の危険木対応だけでは間に合わない

台風通過後、山を見ると、上部で大きな木が倒れていたり、崖崩れがかろうじて途中で止まっている箇所が多数あります。もう一度台風が来れば、今度はそれらが崩れてくることは想像に難くありません。

県有地、市有地、民有地と複雑に入り組む中、土地所有者を見つけるだけでも大変ですが、樹木によっては1本の伐採料が100〜200万円かかるものもあります。喫緊の重要施策として取り組むべきです。

 

3. 住民の普段からの危機意識と協力がかかせない

今回私が関係した被災地でも、発電機の提供、避難所の提供、食事の配布など町内会が大きな協力をしてくれました。また住民有志による作業も大変助かりました。これも日頃のコミュニティ活動があればこそです。

また、中には何処に避難して良いか解らない、という方もいらっしゃいましたが、日頃から災害に注意を向けておくことが必要ですし、不断の告知が必要です。

 

4. 誰の言うことを信じるか

今回住民の方々から、いつ道路が開通するのか、いつ電気が来るのか、連絡の無いのが大きな不安だったとの意見が寄せられています。広域で多発した災害ゆえ、無理のない部分はあるものの、市の広報車によるアナウンスや、町内会ルートを活用する必要があります。

同時に今回「電気は仮電柱を立てればすぐにも通電する」というようなことを現地で住民に話す視察者もいて、大変混乱した所もあります。これは大変危険なことで、「すぐに通電するなら避難しない」という人もいます。意見なのか事実なのか不明なことは話すべきではないし、住民側としても現地に居る市職員からの通知以外は、確認する姿勢が必要です。

 鎌倉では、台風が東側を通ると北風が強く、山が被害を受ける。西側を通ると南風が強く、海岸が被害を受ける。と言うそうです。漁業などの海岸についても、山の緑についても、私の施策として取り組んできましたが、なお一層の努力をしなければなりません。

 

 





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