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平成30年度『鎌倉市防災の集い』 〜土砂災害に遭わないために〜切なことは、素直に逃げる!!こと

平成31(2019)年1月21日 講師に、 国土交通省 国土技術政策総合研究所 土砂災害研究部 山口真司氏 を迎えての『防災のつどい』が、鎌倉市福祉センターで開催されました。 演題は、『土砂災害に遭わないために』。24年前の阪神淡路大震災から始まった様々な災害を振り返り、昨年の西日本豪雨災害を基にした講演が行われました。 平成23年の東日本大震災以来、鎌倉でも津波被害対策に集中する観がありますが、同時に鎌倉は、山に囲まれている地形から土砂災害も注目しなくてはなりません。特に谷戸の地形は、土砂災害がとても気になる所であり、私自身もそうした谷戸に住む一人でもあります。 平成30年に発生した主な土砂災害・日本で土砂災害が多い理由と土砂災害発生メカニズム・最近の土砂災害の傾向と特徴と土砂災害対策・地域における土砂災害への対応は?という流れで講演はス進みました。  平成30年の土砂災害発生件数は、昭和57年の集計開始以降最多の記録となってしまっており、平成30年4月5日の霧島山(新燃岳)噴火、大分県中津市耶馬渓町の土砂災害、大阪府北部を震源とする地震、7月豪雨による広島県内の土砂災害、北海道胆振東部地震による土砂災害等、実際に現場で調査をされて土石流が直撃し、下流が土砂洪水氾濫が起きた状況、地形的に避難が困難な集落を直撃した複数の土石流の状況、7月の各地豪雨の概要、大規模な地すべりによる河道閉塞の発生状況等を示されながら、日本は自然災害と戦うのが宿命であることを狭い低平野部に集中する私達、日本の人口と資産を考えると言わざる負えないのが現状ということです。  斜面の内部構造が、晴れた日の場合と大雨の日の場合のイメージの差、そして水を通しにくい地層が原因となって起こる土砂災害について等、見えない地中の状態を知る手立てのない中で、激化する近年の豪雨がこれから地球温暖化現象により、海水温の上昇の影響で、ますます洪水頻度が増加することを予測されました。  ハード対策だけでは追い付かないことは事実で、地域が連携して避難行動をするまちづくりを行う必要があること、政府もこのように舵をきり始めたということです。  兎に角、早めに「にげろ!!」ということです。NHKでも民法でも、逃げるように!勧告するようになってきているのです。  自分は大丈夫、と思ってはいけないということです。これを正常化バイアスというそうですが、それは危険を促すだけ、地域が逃げるという環境をつくる、そのためには日頃の訓練と声を掛け合う習慣、そして何よりも素直にそれに応じる姿勢、そして手助けをする協力、そうしたソフト対策、つまり人と人の繋がり、コミュニケーションの力を災害によってさらに強化することが求められるということです。  もう、それしかない!という声が悲鳴が聞こえてきそうな講演でした。  そうなのだろうな、と最近の災害を見ていると納得するところです。    というよりむしろ、既にそのように強く感じていました。人と人が疎遠になっていく減少を食い止めて、頼るばかりでなく、自発的な行動の意識づけを・・・・。
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